地域に必要とされる会社になるために、進化しつづける「高山組」

1928年に創業し、まもなく創業100年を迎える「高山組」。
大分県を中心に、土木工事・構造物補修工事・舗装工事などを主事業とする総合建設会社です。伝統を守りながら、時代の変革とともに新分野にも参入し、ICTを取り入れた新工法や県内でも唯一となる工法技術を持ち、特殊技術を取り入れた工事分野などで県外にも進出しています。
近年は社員幸福度の高い企業をめざし、社内の働き方改革を推進。労働の改善、休日の確保、所得の向上等、DX化にも取り組んでいます。さらに社員のライフワークに合わせて時差出勤やテレワークの導入等、多様な働き方ができる環境を実現しています。
高山組は、建築産業の新たな時代に向けて、進化発展に挑戦する企業をめざしています。

代表取締役　高山 茂明

「この会社で働きたい」その想いで、竹田に移住

岩手県大槌町出身の昆 祥一（こん しょういち）さん。４年前に高山組本社に入社し、土木工事の現場管理を担当している38歳です。昆さんと高山組との出会いは７年前、東日本大震災の復興支援のため、高山組が岩手県釜石市に東北支店を開設した当時にさかのぼります。支店入社を機に、竹田へ移住を決めた昆さんにお話しを伺いました。

― 入社するまでの経緯を教えてください。
震災がきっかけです。高山組が震災復興支援のために地元に支店を開設し、その募集で入社しました。２～３年で復興工事が一段落し東北支店を閉じることになり、会社の方から「本社で仕事をしませんか？」と誘っていただきました。２度ほど竹田の本社を訪れ、１週間移住体験をさせてくれた時に気持ちが固まり、家族で竹田に移住することを決めました。

― この会社で働きたいという決め手は何でしたか？
僕は建設業はやったことなくて、東北支店でこの仕事に携わるようになって、東北で一緒に働いた技術者さんのようになりたいという気持ちが湧いてきました。こちらの本社に来た時にも、この仕事をしてこられている先輩方の仕事を見て、こういう技術者さんになりたいと思いました。

― 未経験者だったとのことですが、会社に入られてから資格を取得されましたか？
東北支店で土木施工管理技士の２級を取り、本社に来て１級を取らせていただきました。

経験や学んだことが、自分の中にずっと残っていく

昆さんは本社に入社して早々、竹田市の玉来ダム建設工事の現場管理を担当しました。施工にあたり、最盛期には作業員が200名を超える大きなプロジェクトに取り組み、先輩方と共に４年の歳月をかけ、2022年玉来ダムを完成に導きました。

― 現場管理の業務内容について教えてください。
業務は、完全に計画通りに進めること、始まりから最後まですべてを計画通りに進行することです。
現在は、岡山の現場で高速道路の橋梁の補修工事をしています。60～70年ほど経っている道路なので、劣化しているものを壊して新しくする。初めて臨む仕事です。いろんな事をするので日々勉強させていただいています。

― この仕事の魅力を教えてください。
自分の身になることだと思うんですよ。やってきた経験や学んだことを自分のものに出来る。仕事する場所が変わったとしても、ずっと自分の中に残っていくものだなと思っております。他の現場や会社、どこでも通用するものを自分の身に付けられると思います。

チャレンジする機会を与えてくれる会社

― この会社の好きなところを教えてください。
人ですかね。人です。
先輩方はきびしいのですけど、優しさに溢れてますね。ほんとうにその一言です。僕が高山組に勤めたいなと思ったのは、それでしたね。この人たちと一緒に働きたい。この人に仕事を教えてもらいたい。こういった会社で学んでいきたい。そう思ってきましたね。

― 社会人インターシップに参加する経験者に向けて、メッセージはありますか？
僕もいろんな建設会社に勤めてきた訳ではないので…。
先輩方が言うには、「いろんな仕事をさせてくれる会社だよね」と。普通だったら下積み期間が長いけど、「比較的すぐにいろんな仕事にチャレンジさせてくれる会社だ」と言っていました。
それから、この会社に入ってびっくりしたのは、仕事の評価が明確化されているところ。それもすぐに評価する。他には無いと思います。

すごく住みやすい。充実している竹田の暮らし

― お子様が３人いらっしゃるそうですが、竹田の暮らしはいかがですか？
移住する時に、会社の方が探してくれた物件が良くて、会社の支援もあって購入しました。今もそこに住んでいます。環境が変わるので、子供たちのことが心配だったんですけど。
長男のことでいうと、前の学校の人数が多かったんですね。竹田に移住してきて、学年あたりの人数が減ったんです。元々すごく引っ込み思案なタイプだったんですけど、竹田に来てからは自分から前に出るようになった。「ああやる。こうやる。」って、変わったなと。それはいい事だったなと思ってます。
家族は、「東北に帰りたいな」と初めの１年ぐらいは言ってましたね。今はそういう話にもならないですし、環境に慣れましたね。すごく住みやすそうですよ。妻もトマト農家にお世話になって、今日もトマトの苗を植えています。竹田に来て充実しています。

短期間で業務を習得し、新たな仕事にチャレンジし続ける昆さんの言葉には、”人々との繋がりを大切にしている”熱い想いが感じ取れました。
工事完成後も業務が終わりではなく、市民が安全に暮らしていけるよう、見えないところで維持管理にも努めています。高山組の社内は賑やかで明るく、現場仕事を終えた社員たちが家族の元に帰ってくるようなアットホームな会社です。現場仕事は男性職場のイメージがまだまだ根強いですが、高山組ではDX化で女性も働きやすい環境づくりに取り組んでいます。社会人インターシップの女性の参加も大歓迎。ぜひ、高山組の女性施工管理第一号を待っています。

株式会社　高山組