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地域社会と一体となった医療ネットワークの実現へ

医療・介護/しごと型

社会医療法人社団 大久保病院

医療・介護/しごと型〒878-0204 大分県竹田市久住町大字栢木6026-2

2023年7月3日 公開

創立105年。歴史伝統を継承しつつ、更なる機能向上をめざす

雄大な自然が広がる久住の地で、大正7年に創立した「大久保病院」。歴史伝統を継承しつつ、機能向上をめざしながら、地域の医療を支えています。内科、外科、整形外科を中心とした総合病院のほか、介護医療院、介護老人保健施設、グループホーム、訪問看護ステーション、ホームヘルプセンター、居宅介護支援センター等の施設を運営しています。
地域の中核的医療機関として、新たな時代・社会のニーズに応え、高度で良質な医療・介護サービスを提供し、地域社会の福祉・保健の向上に貢献しています。
より良い医療サービスの提供に向けて、次代を担う人材育成、資格取得の支援や多様な働き方も推進しています。また、行政や関連病院、地域企業とも連携し、最新鋭の医療技術を取り入れながら、医療と介護、生活支援が一体となって提供される「地域包括ケアシステム」の構築をめざしています。

 理事長 大久保 彰子

生きる場所、働く場所で、「人生」が輝く

大久保病院の看護師として勤務する、平田 恵璃菜(ひらた えりな)さん。経験13年目を迎える、宮崎県日南市出身の36歳です。そして介護として勤務する、伊東 千春(いとう ちはる)さん。勤務歴は1年2カ月、大分県別府市出身の45歳です。お二人は竹田へ移住し、子育てと両立しながら働いています。
この病院の魅力や移住生活について、お話しを伺いました。

 

― 入職するまでの経緯を教えてください。
平田さん: 宮崎の看護大学を卒業して、福岡の病院に11年務め、結婚を機に竹田に移住してきました。夫は久留米市出身で、地域おこし協力隊として竹田に移住しました。久住が大好きで、私は福岡の方が良かったのですが、最終的に「久住に来て後悔はさせない」って言われて(笑)、移住を決めました。私の地元も城下町がある竹田と雰囲気が似ていて、そこまでギャップは感じませんでした。大久保病院に決めたのは、やっぱり家から勤務先が近いことです。それと、福岡の病院での専門は婦人科だったのですが、その婦人科の先生がこちらの病院に来ていたこともあり、先生から大久保病院の事も聞いていたので、ご縁があるなと思い、入職しました。

 

伊東さん:私は3年くらい前に大分県日出町に住んでいた時に、デイサービスでパートをしていて、そこで介護の資格を取りました。竹田に引っ越すことになって、介護の仕事を探していたら、大久保病院に勤めている方に声をかけていただき入職しました。

 

 伊東 千春さん(左側) 平田 恵璃菜さん(右側)

ひとのこころに寄り添い、支えるお仕事

― 業務の内容について教えてください。
平田さん:患者さんの検温や注射、身体の清潔ケアなど、病棟に入院している患者さんの看護ケア全般を行っています。あとは、自宅に戻るための支援ですね。医師、薬剤師、栄養師、社会福祉士の方を含めて話し合いをしながら、退院支援をしています。

 

伊東さん:介護の仕事は、食事の配膳、口腔ケア、おむつ介助とトイレ介助もして、入浴の日は入浴介助もしています。それとシーツ交換など、介護の仕事全般ですね。

 

「ありがとう」の言葉が、活力になる 

― この仕事のやりがいをどんな時に感じますか?
平田さん:患者さんが手術とかで体力が落ちて、認知力も低下し、今までのような生活ができない。それでも”家に帰りたい”という想いが強い時、患者さんとご家族の想いを擦り合わせて、患者さんが少しでも、その人らしく生活できる環境を整えてあげることを目標にしています。そういう時に、患者さんとしっかり話し合って、信頼関係が築けたなかでの、「ありがとう」という言葉が1番で。次、頑張ろうっていう気力になります。常日頃忙しいなか、患者さんに支えられている部分が大きいです。前に勤めていた病院は、急性期の病院だったので、すぐ転院という形だったのですけれど。ここでは患者さんが退院するまで、ゆっくりと向き合うことができます。その人の人生に関わらせていただいているという点で、すごくやりがいを感じます。

 

伊東さん: 私はですね、年上の方と話したりするのが好きで、一緒に笑ったり、その笑顔を見ると、こちらも元気になります。自分の元気がない時に、かえって利用者さんの方から元気をいただいていることも多くて。入浴介助とか大変ですけど、終わった後に「気持ちよかった」とか「さっぱりした、ありがとう」と言ってもらえると、また頑張ろうという気持ちになれます。

スタッフ一人ひとりを、大切にしてくれる

― この病院の好きなところを教えてください。
平田さん:福岡の病院と大久保病院の、2か所しか勤めていませんが、大久保病院は子育てをする上で、すごく融通が利くところです。私はフルではなくて、1時間短い短縮勤務をしています。大久保病院は、ワークライフバランスが取れていて、子どもの熱が出たら「帰っていいよ」って言われます。子育て世代だけじゃなく、親の介護といろんな世代の方がいるんですけど、その一人ひとりの大事な時に手を差し伸べてくれるというか、皆で支え合っている感じがします。
診療看護師資格を取るため、夜間大学に行きながら働いている人もいます。やりたいことや、それぞれが目指す目標に大久保病院は支援して、スキルを伸ばしてくれる所だなと思います。

 

伊東さん:私も平田さんと一緒で、小学校4年生と2年生の子どもがいるので、子どもの都合で、休ませてもらうことがあります。私は入職時の勤務条件として日曜日と祝日にお休みをもらえるようにしているのでとても助かっています。一般的には介護業界は日曜日や祝日は人が少ないと思うのですが、子どもがまだ小さいので、一緒に休みを取れることは嬉しいですね。

 

平田さん:私も日曜日と祝日は休んでいます。2歳6カ月になる子どもは院内の託児所に預けています。都会は待機児童とかたくさんいると聞きますが、田舎は子どもが少ないので、保育も手厚いと思います。昨年、12月にコロナに家族3人共かかった時に、託児所の先生から連絡が来て、「だいじょうぶ?何か買っていくものない?」って。そこまで配慮してくれるんです。すごく愛情を持ってケアをしてくれるんですね。そんな日々を過ごさせてもらっているので、子どもがすごくいきいきと過ごせている。私も安心して仕事ができています。

自然を見て「綺麗」と思える、感性が豊かに

― 仕事と両立しながら、 今の生活は充実していますか?
平田さん:福岡に住んでいた時は、仕事が優先で自分の時間がなく、体調管理も難しくて、自分の精神面を保つのが結構きつかったんですね。竹田に来てからすごく気持ちに余裕があるのを感じています。自分の精神面が安定しているから、子育てもすごく楽しめていると思います。
心の余裕があるからこそ、意欲が出てきます。定住するからには、地域のことをしっかり知りたくて、岡大豆の自家製みそ作りを教わったり、地域の歴史を学んだり、自分の興味があることにいろいろチャレンジしています。
久住は、すごく自然が豊かじゃないですか。仕事から帰る時も山とか夕日とか「綺麗だな」って感動して、自分の感性が豊かになっているのを感じています。なおかつ夫が、久住が大好きなので、「ミヤマキリシマが綺麗だから山に登ろう」とか、ホタルを見に行こうとか、季節ごとに久住の綺麗な景色を楽しんでいます。

 

伊東さん:うちの子どもが通っている学校のことを聞くと、「前の学校よりも、ここの方が好き」って言ってくれています。上の学年のお姉ちゃんたちと年齢関係なく遊んでいることが”姉弟”みたいで、そういうところもいいなって。年中行事もたくさんあって、田植えをしたり、いちご狩りをしたり楽しそうです。家の近くにガンジー牧場もありますし、河川プールも「また行きたい」って。子どもたちを連れていける場所がたくさんあります。

 

平田さん;竹田は瀧廉太郎の「荒城の月」で知られ音楽が盛んです。学校でアウトリーチコンサートがあったりや神楽など、子どもの時から芸術や伝統を体験できるのも良いことだと思います。

 

竹田は、いきいきと、ひとを元気にするまち

― 最後に、社会人インターシップの参加者へ、伝えたいことはありますか?
平田さん:まだまだ伝えきれないことがあるので、ぜひ、参加してみて下さい。
大久保病院は勤務時間帯を自分で調整ができますし、休みも調整できます。
子育て世帯に対して、竹田市はさまざまな子育て支援があります。保育料は無料になりました。私が育休中に利用した「子育てひろば」は、レンタル品がとても充実してるんです。チャイルドシートやベビーベッドなど無料で貸し出ししていて、すごく助かりました。出産と引っ越しが重なった時期にホームスタートというサービス事業も利用しました。少子化が進むまちだからこそ、子育て世代を支援するサービスが充実してので、ぜひ活用してほしいですね。

 

伊東さん:竹田に来たときは、知らない人ばかりで、なかなか疎外感っていうのがあって、最初勤めた時も、人見知りもあるので、話せる人も少なかったのですが、今はもう皆さんと話せるようになって、良いことばっかりなので、とてもいい病院だと思います。

 

 

ご自身の体験談を語ってくださった、平田さん、伊東さん。この病院の良さ、竹田のすばらしさを「伝えたい」という溢れんばかりの想いが感じられ、穏やかで慈愛に満ちた笑顔から、その生活の充実ぶりが伺えます。お二人のように、この環境を求めて県外から大久保病院に入職される方も多いとのこと。
社会人インターシップを通し、この素晴らしい環境を体験してみませんか?短期の募集もしています。ぜひ、あなたの健やかな理想の生活を実現してください。

社会医療法人社団 大久保病院

業種医療・介護/しごと型
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FAX0974-77-2247
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