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明治10年創業の歴史を持つ、椎茸問屋

卸小売業/しごと型

株式会社 姫野一郎商店

卸小売業/しごと型〒878-0011 大分県竹田市大字会々2718

2023年7月3日 公開

「SHIITAKE」が、世界に羽ばたく日を夢見て

明治10年創業の歴史を持つ、椎茸問屋「姫野一郎商店」。大分県は全国1位の椎茸生産量を誇ります。
創業以来、生産者と信頼関係を築き、代々受け継いできた確かな品質を見極める力で、美味しさと品種にこだわった乾椎茸を全国に届けています。五代目の姫野武俊さんが受け継ぐ「姫野一郎商店」は、新たな取り組みにも挑戦しています。それは、「本物のしいたけを世界に広め、食文化を育てたい」ということ。140年の歴史で培った椎茸問屋としての目利き能力、そして安定した良質な椎茸を確保できる能力。それらを結集したレシピの提案や加工品の開発に情熱を注ぎ、展開しています。「しいたけ」が「SHIITAKE」として世界に羽ばたく日を夢見て。姫野一郎商店の歴史は続きます。

 

代表取締役 姫野 武俊

「社員を大切にしてくれる」働きやすい環境

姫野一郎商店の乾椎茸は日本一の品質を誇る自信を持って、良質な乾椎茸を届けています。代々受け継いできた「目利き」は、社員に引き継がれ、ひとつずつ手作業で選別を行っています。商品ごとに振り分ける数は25種類にも及び、社員一人ひとりが想いを込めて丁寧に製造しています。
勤務歴9年目を迎える、大分県佐伯市出身の渡部(わたなべ)さんと、竹田市出身の後藤(ごとう)さん。同期に入社し、共に子育てと仕事と両立しながら勤務しています。お二人に、この会社の魅力についてお話しを伺いました。

 

― 入社した経緯を教えてください。
渡部さん:以前は佐伯市で電器屋のフロントで接客業をしていました。主人の出身地である竹田へ引っ越してきまして、ハローワークでこちらの会社の求人情報を見て、作業内容と勤務時間が自分に丁度良いと思い応募しました。土日が基本お休みで、時間に融通が利くので子育てしながら働きやすい環境です。

 

後藤さん:前の職場も椎茸関連でした。作業内容もだいたい同じでしたが、やりがいはこちらの会社の方がありますね。仕事的に今の方が覚えることも多いですが、毎日充実しています。
前の会社は、勤務時間が合わなくて退職し、すぐにハローワークでこちらの会社に応募しました。椎茸のある程度の知識もありましたし、勤務形態に惹かれたっていうのもあります。1番は、姫野社長が社員を大切にしてくれるんです。

渡部さん(左側) 後藤さん(右側)

品質のよいものを選び、お客様へ届ける

― 業務の内容について教えてください。
後藤さん:椎茸を選別し、種類別に計量し、パック詰めをして商品を製造する仕事です。商品によって椎茸の中身を変えて、大きさ・グラム・金額と1つずつ違うので、同じくらいの椎茸のサイズを見ながらちゃんとチェックします。あまり歪なものは別の商品にと。毎日全く同じ仕事をすることは無いですね、注文もばらばらですし。配送やネットで注文があったり、秋や夏のお盆前の繁忙期はとても忙しいです。

 

渡部さん:普通、就業時間は、だいたい17時ですが、ここの会社は16時です。忙しい時は17時位になることもありますが、ほぼ16時です。夕方主婦は忙しいので、子どものお迎えとか、ご飯の用意とか、16時に上がれるのが良いところですよね。朝は8時半からなので、子どもを送っていって、自分も準備して、ちょうどいい時間になります。

 

皆で、ひとつの仕事をやりとげる達成感

― この仕事のやりがいを教えてください。
後藤さん:覚えることがいっぱいあるのと、パッケージの内容と商品の数を把握して、お客様に手に取ってもらい買っていただけることを考えながら作業するのが大変ですね。やっぱり見栄えももちろんですけど、違うものが入らないようにとか、買ってもらえるように工夫しています。見た目も大事ですし、中身も丁寧にと心がけてます。そこで大事になってくるのが、限られた人数の中で、サポートしながら、ミスがないようにすることですね。そんな中で家庭のことも優先的にしてもらったり、フォローし合いながら仕事してます。

 

渡部さん:パック詰めでは、椎茸が欠けてたり、擦れてたりとか、形が変なものはやっぱり、入れてはいけないので。規格外のものは違う商品にします。粉末は料理とかお味噌汁などの出汁商品に。いいものが手軽でお求めやすくなってるので、割と出てますね。
乾しいたけを無駄なく食べて頂くように商品数が増え、注文も多くなりましたが、大変さよりみんなでひとつの仕事を1日やり遂げる達成感の方が大きいです。

女性たちならではの、チームワークの力強さ 

― この会社の魅力について教えてください。
後藤さん: 社長がすごく社員想いで、いろいろと声をかけてくださいます。子どもの学校行事を優先してくれるので働き甲斐があります。会社の雰囲気も良くて、和気あいあいと、とてもいい職場です。社員の年齢も30~50代と結構幅があるんですけど、子育て経験者が多いので理解もしてもらえますし、先輩ママさんから子育ての悩みや学校での分からないことのアドバイスを聞いたりできるのことも、いいことだなと思います。

 

渡部さん:ほんとアットホームな会社です。1年間育休を取ったんですけれど、育休明けでも、社長はじめ皆さん温かく迎えてくれて、すんなり仕事に戻れたので、ありがたかったです。

 

渡部さん:復帰するとなると、また一から覚え直さないといけないから普通は気まずいですけど、ここは未経験者でも相談しやすい雰囲気はありますね。社会人インターシップに参加する方も、分からないことがあったら、すぐ聞いてください。歳が離れていたりすると、お互い遠慮がちになることもあります。ただ、分からないことをそのままにしておかないこと。聞かれる前に、随時、細かくみんなで教えていくので。そういう良い関係になっていけたらな、と思います。

 

子どもがのびのび生活できる、子育てしやすい竹田

― 改めて、「竹田の良さ」を教えてください。
渡部さん:移住した当時は正直言うと、何も無いところだなと、ショックだったんですけど。よく考えたら、中九州道とか大きい道路も通っていて、大分市街地にも1時間以内で行けますし、熊本方面にも美味しいものがいっぱいあって、すぐに行けるので、逆に良かったなって思っています。温泉でのんびりできるのと、子どもがのびのび生活できているので。

 

竹田で子育てする方にお勧めしたいのは、「子育てひろば」。小さいお子さんがいる方に無料で開放している場所があります。そこはお母さんたちの憩いの場で、保育園に行くようになる3歳までほぼ毎日通っていました。スタッフもベテランで子育ての相談をしたり、兄弟が多い子と仲良くなっていろいろと経験させてもらったり、保育園とは違ってすごく雰囲気が良くて、楽しい場所ですよ。

 

インタビュー終了後、お二人にお薦めの商品を伺うと、ひとつずつ商品の紹介をしてくださいました。その形の種類の多さ、香り、触感の違いまで、人の手でしか生み出せない作業だということが、商品を見比べると分かります。
「大切なもの」を大切に扱い、日々お客様の視点を立ち仕事に取り組んでいる。後藤さんと渡部さん。お二人から、大分県を代表する商品に携わる”誇り”が感じられました。
社会人インターシップを通し、ぜひ竹田の現地で、「姫野一郎商店」の温かい社員の方々との”出会い”を体験してみてください。商品を実際に見て、味わって、原木椎茸の美味しさを再発見していただけたらと思います。

株式会社 姫野一郎商店

業種卸小売業/しごと型
所在地〒878-0011 大分県竹田市大字会々2718
TEL0974-63-2853
FAX0974-63-0528
HPhttps://shiitake-himeno.co.jp/
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雇用形態正社員
給与など製造業 [基本給]200,000円
販売・接客スタッフ [基本給]120,000円
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