INTERN SHIP
70年精神医療に取り組む、地域で求められる医療法人
医療・介護/しごと型医療法人雄仁会 加藤病院
2026年1月29日 公開
医療・保健・福祉も担う、豊肥地区で唯一の精神科病院
昭和26年に設立された医療法人雄仁会 加藤病院。交通の便に恵まれた風情豊かな竹田城下町にあり、四季折々の風景が広がる療養環境のもと、地域に根ざした明るく開放的な病院をめざしています。診療科は、心療内科、精神科、内科、循環器内科、皮膚科で、併設する介護・福祉施設をあわせて、地域の医療・保健・福祉を担う医療法人・社会福祉法人として幅広く活動を展開しています。精神疾患や高齢者に多い認知症など、医師、看護師、リハビリスタッフ、心理師、精神保健福祉士といった多職種が専門職として連携し、予防、治療、退院後の生活支援など包括的なチーム医療を行っています。「安心・信頼・満足」を理念とする雄仁会、地域から求められる医療法人です。

雄仁会 理事長 加藤 一郎
人生を導いた、加藤病院との巡り合い
本院に勤務する3人の看護師にお話しを伺いました。大分市出身の仲本葵(なかもとあおい)さん。病棟副課長を担当する佐伯市出身の洲本猛(すもとたけし)さん。教育課長を担当する熊本県阿蘇市出身の寺澤万代(てらさわたかよ)さん。この仕事の魅力について伺いました。
― 入社した経緯を教えてください。
仲本さん:高校から5年間の看護学校に通い、新卒でここに入って3年目になります。看護学校の時にも加藤病院に来ていました。
洲本さん:福祉系の高校を卒業して看護学校に入り、学生の時に准看護師として私も加藤病院に一度入っています。2年経った20歳の時に一旦辞めて、別府大学の看護学科に行き、正看護師の資格を取りました。県南の病院の一般科に2年勤務して、24歳で加藤病院に再入職して14年目になります。
洲本 猛さん(左側)、仲本 葵さん(右側)
寺澤さん:私は普通の高校で、看護大行って、そのまま福岡の病院に就職して5年勤務してました。結婚を機に阿蘇に帰ってきて、2ヶ月ほど他の病院にいたんですよ。だけど実家が自営業で、実家の手伝いと仕事の両立が難しかったんで看護職を辞めて、自営業を20年手伝いました。そして、ここに20年ぶりに再就職して6年目です。看護師をしてない間も地域の体育委員をしたり、婦人会に入ったり、いろんなイベントで「看護職の人、いますか?」って聞かれたら手を挙げて、そういう活動も結構してました。
寺澤万代さん
― この仕事の魅力を教えてください。
寺澤さん: 元々看護師ではなく、私は保健の先生になりたかったんです。でも保健の先生は看護師の免許がないとなれなくて。かといって教職員も向いてないけど。気づけば看護師になっていて、看護師の仕事が楽しいなって。やっぱり捨てきれず、再就職です(笑)。
洲本さん:仕事のやりがいはあるけど。最近の若い世代ってどうなんだろう?仲本さんはどうして看護師になろうと思ったの?
仲本さん:ちょうど高校に上がる時に、どこを選ぼうかという時期に、おじいちゃんの具合がちょっと悪くって。おじいちゃんを手伝いたい、助けたいと、ずっと思ってたんで。自分の叔母が看護師で、それを見ていて。おじいちゃんの為に看護師になりたいって。自分もあまり勉強も好きじゃないので、入れる高校がなかなか。
全員:いやいや(笑)。看護師になるのも難しいことだよ。
仲本さん:看護師は、ほんとに、なりたいだけで。勉強がどんくらいとか何にも知らなくて。ただ、なりたいだけで探していたら、ちょうど先輩が「面接だけで入れるところがあるよ」って教えてくれて。看護学校は、すごい楽しかったです。自由といったら何ですけど、結構伸び伸びやってました(笑)。
寺澤さん:伸び伸びを延長して、仕事に入ってからはどうですか?
仲本さん:学生の時にコロナで全然実習に行けなくて。5年間で行けた期間は2カ月くらい。老年実習と成人実習だけです。精神の実習は全くしてなかったんですが、いろんな科目の授業を受けて精神に一番興味を持ったんです。ちょうどその時に、ここの先生が授業に来てくれて、それで加藤病院を知って就職しました。やりがいは、あります(笑)。
寺澤さん:患者さんとお話ししたりして、楽しそうに仕事してます。看護師はキツそうとか、大変ではあるんですけど。やりがいあるから、楽しいんだと思います。
人間として、成長できる場所
― この病院ならではの特徴を教えてください。
洲本さん:豊肥圏域の認知症に特化している病院です。他の施設や病院で治療や対応が難しい方も紹介で看ていて、退院の支援をしているのが特徴的です。
寺澤さん:認知症、精神科だからといって退院後は施設に転院ではなく、自宅にも退院できるようにサポートをしてあげています。患者さんは竹田と豊後大野、市外や熊本などからと結構幅広く、いろんな所から来られます。元々ここに住まれてたとか、自分の親をどこに通院させる時に、地元がいいとか、色々考えると思うんですよ。
洲本さん:一般の科に比べてですよ。ここって結構、人の生活に深く関わりません?一般の外科だったら、傷の手術して、治って、そのまま退院って感じで。機械的、流れ作業というか。
寺澤さん:他の病院に私もいましたけど、淡々としています。精神科、認知症はそれが無いんです。自分たちで病気を見つけてあげないといけないし。訴えに気づいてあげないといけない。
寺澤さん:退院支援も、帰ってどういう生活が待ってるなら、こういう看護をしてあげないといけないとか。家族のことも知らないと。家族ともコミュニケーションを取っていかないといけない。
洲本さん:帰る地域柄高齢化してるとか、家族自体がですね。家屋の状況では、ちょっと帰れないとかもあるので、ケーズバイケースで本人に合ったことを考えてあげないと。ひとりに対しての関り自体がすごく深くなるというか、ほんと家族みたいな感じですもんね(笑)。そこは面白いところで、深く関われるので。
寺澤さん:そうです。患者が”家族”です。患者の家族も”家族”みたいに接してるから、喋りが苦手な人も、どんどん上手になっていく。若い子たちも、家族との接し方が難しいと思うんですけど、人として成長していける病院です。
洲本さん:人として。
寺澤さん:技術が成長する場所じゃないんです。人間として成長ができるところです。
駅前で利便性もある、働きやすい柔軟な環境
―改めて感じた竹田ならではの良さはありますか?
寺澤さん:竹田はね、自然があって、お休みの時とかもちょっと行けば滝巡りもできるし、山もあるし、美味しいものも食べれる。仕事とのメリハリができて、ひと休憩して静かなところで生活したいなって思う人や、自分を振り返ってみたい人にはいいかもです。静かですし、よく寝れます。
洲本さん:竹田は若者には刺激がちょっと足らないかな。ゆっくり暮らすには竹田は良いです。大分にもすぐ行けるし、熊本も近いし、アクセスはいいと思います。
仲本さん:まあ、遊ぶところがないけど、自分の地元が大分市なんで、別に帰ろうと思えば日帰りで行けますし。何なら熊本に行くことの方が多い時期もありました。若い人でも遊びに行こうと思えば、どこにでも行けるところではあるので、是非と思います。
洲本さん:何なら来たら連れていくよな(笑)。紹介するもんな。遊ぶところのインターンシップ。
仲本さん:もちろん(笑)。あと、遠方からの就職でも、綺麗な看護寮や職員寮があるんですよ。ちゃんとオートロックだし、とりあえず駅も近いし。
洲本さん:車が運転できない方でも全然大丈夫です。車ない人や市外の人も結構いるので、日勤や遅番も電車の時間に柔軟に合わせて、働きやすいですけどね、そういう面でも。子育て世代も多いです。
年齢層も広く、男性比率も高い、多様性のある職場
― この病院の好きなところを教えてください。
寺澤さん:先生が好きです(笑)。先生が話しやすくて、患者さんのことにしろプライベートや家族のこと、病気のこと、相談しやすい先生がいらっしゃる。
洲本さん:スタッフの関係性がすごくいい。仕事中もプライベートでも、他の病棟でもフレンドリーに話しかけてくれて。全体的に人間関係ができていて、働きやすいですよね。
仲本さん:好きなところは、やっぱりスタッフですかね。大変だなと感じる時も話を聞いてくれたりと救われていて、一番いいところじゃないかなと思います。
寺澤さん: 前の病院では、上の人に相談したくてもできなかった。でも、ここは普通にしていて、上の人にも頼ることができるように皆心がけています。年齢層も広いんですけど、上は70代から、下は最年少の18歳から、学生さんがいるので。上の人たちも自分の孫みたいに可愛がって教えてあげたりしている。
洲本さん:一般の科に比べたら全然、人間関係のストレスは本当に少ない。
寺澤さん:仕事がきついとか、それは自分自身の問題なので。きつければ、自分で要領よく仕事すれば、きつくないので。会社選びで一番考えるのは、人間関係でしょう。ここはクリアできてるんじゃないかと思います。
寺澤さん:ここは他の病院に比べて、男性が多いです。若い子は出会いを求めているところもあるし、やっぱり何かしらの楽しみがないと仕事にならないと思うんです。男性が多いと手伝っても貰えるし、男性の意見も必要で、ある意味バランスが取れていて、多様性認知病院の最先端を行ってるのかもしれません。
洲本さん:だけど男性看護師も働きやすいんですよね。女性189人に対して男性が105人、3分の1くらい。いろんな人が出入りしている。准看護師で働きながら、もう一つ上の資格と取りたいって勉強している方や看護学校行かれてる学生の方も各病棟にいます。
― 洲本さんは、院内で出会われた奥様とご結婚されたとか?
洲本さん:元々は一緒の病棟で働いていました。隠れて付き合っていて、結婚する前に一回二人で辞めたんですけど、居心地が良すぎて、結婚して戻ってきちゃったんですよね。結婚して14年になります。今も子育てもしやすいですし。違う病棟ならば余計にね。前は4年くらい一緒の病棟で働いていて、それも楽しかったですよ。

ゆっくりと仕事をしたい、未経験や再就職の方へ
お忙しいなか取材に応じてくださった、仲本さん、寺澤さん、洲本さん。終始穏やかで笑いが絶えず、職場環境の素晴らしさは皆さんの笑顔が物語っています。また患者さんだけでなく、働く一人ひとりの「心」も大切にされている印象を受けました。加藤病院では看護師だけでなく、多職種を募集しています。看護や介護の経験のない方も、働きながら資格取得ができるよう職員研修や資格取得費用助成のほか、奨学金制度の支援もあります。
― 最後に、社会人インターンシップ参加者へメッセージをお願いします。
仲本さん: 人間関係もいいですし、お給料もいいぐらい貰えますし、お休みも希望通りにとれますし、上司のおかげなんですけど。あまりストレスがなく働ける、いい病院です。
洲本さん:そう、自分の時間はゆっくり取れますね。仕事だけじゃなくて、仕事と生活のバランスもすごく取れますし。仕事でも患者さんに深く関われるという。なので、そういう方が来ていただければなと。
寺澤さん:看護師として活動されてない方が再就職するなら、ここはお勧めです。私も離れていましたけど、最初はやっぱり不安でしたが、お願いしたら皆教えてくれるんです。そしたら、ああ、昔もそうしていたなって思い出すんです。
洲本さん:他の病院で看護師の仕事が疲れたって人も来ていただいて、ゆっくりと仕事したい方というか。寺澤さん:自分をね、取り戻すためにも。看護師さんて、こういう仕事だったなっていう振り返りができる場所じゃないですかね。今日取材に答えながら、こういう病院だったんだなって。改めていい病院だなって思いました。

医療法人雄仁会 加藤病院
| 業種 | 医療・介護/しごと型 |
|---|---|
| 所在地 | 〒 878-0013 大分県竹田市大字竹田1855番地 |
| TEL | 0974-63-2338 |
| FAX | 0974-63-2339 |
| HP | https://yuujinkai.com/ |
| 募集職種 | 多職種の専門職(看護師、准看護師、介護福祉士、医療事務など) 介護職、看護助手、介護・看護補助者(※資格不要)など |
| 雇用形態 | 正社員・フルタイム・パートタイム |
| 給与など | 看護師 231,500円~ 准看護師 185,500円~ 介護福祉士 190,500円~ 介護職 180,000円~ 看護助手 180,000円~ 医療事務 177,500円~ 介護・看護補助者(パート) 時給1,035円 勤務年数加算、能力に応じた調整給、資格手当、夜勤手当、家族手当、役職手当等あり 住宅手当や看護寮・職員寮もあり |
| 仕事内容 | 病棟、介護・福祉施設での多職種の専門職業務、専門職をサポートする業務など |

